2次元モード
2次元モードの節面

 2次元モードの場合は、縦−横、縦−高さ、横−高さといった二つの要素がくみ合わさった状態になります。以下に示すのが2次元モードでの等音圧図です。

モード(1−1−0)の等音圧図
Fig.2-7A

モード(1−1−0)

 上から見ると床面積を4分割する十字状に節面が現れ、コーナに向かって曲面を描きながら、等音圧分布が見られる。

モード(1−0−1)の等音圧図
Fig.2-7B

モード(1−0−1)

 縦方向から見ると高さ方向縦方向に節面が現れる。(1−1−0)を手前に寝かしたようになる。

モード(0−1−1)の等音圧図
Fig.2-7C

モード(0−1−1)

 横方向、高さ方向に節面が現れる。

 節面の位置としては、1次元モードの時と重ね合わせて考えていただければ簡単で、縦−横のモードの場合は、縦方向−横方向に節面が現れると考えれば良いわけですが、等音圧の場所が異なるのと、周波数が異なることに気をつけなければなりません。

2次元モードの波面の動き

 2次元モードでは、1次元モードのように単純ではなく、2つの要素が絡み合って波面の形状を変化させながら定在波を形成します。以下にその波面の動き(1−1−0)の場合を示します。

モード(1−1−0)の波面
2次元モードでの波面の動きを
2波で描いています。
Fig.2-7D

 最後に、各モードの数字が2、3と周波数が上がる場合ですが、この場合に節面は、前ページの(2−0−0)のパターンに準じ、(2−1−0)といった場合は、縦方向に2つの節面が現れ、(1−2−0)といった場合には横方向に2つの節面が現れます。さらに高い周波数の場合も同様にモード数によって節面の数が増えていくことになります。

 

*****  HOTEI  *****
Nov.13.2000

 

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