オーディオシステムセッティング第7回:バイアンプ、バイワイヤリング接続 |
前回はプレーヤー、アンプなどの設置方法によるチューニングを解説してきました。今回はバイアンプ、バイワイヤリングの接続についてお話ししていきたいと思います。1台のステレオパワーアンプの場合、左右チャンネルにそれぞれシングルワイヤ、バイワイヤ接続をするシンプルな方法になります。また、モノラルアンプ(ステレオアンプをBTLで使用する場合も含め)2台の場合はそれぞれLch、Rchと分けて使うので、同じくシンプルな接続方法になります。多くの場合、このパターンで接続されていると思いますが、バイワイヤリグ活かすため、スピーカーの高域セクションと低域セクションにそれぞれにアンプを振り分けるバイアンプ接続があります。これにはいくつかの接続パターンが考えられます。 ステレオアンプ2台以上の組み合わせパターン 次にステレオアンプを2台を使用した場合は、2種類の接続方法が考えられます。ひとつは1台を高域用(HF)、もう1台を低域用(LF)とする手法をここではステレオ接続バイアンプと呼びます。そしてもう一つの接続法は、1台のアンプの2chをそれぞれをHF、LFと分けてLch用アンプ、Rch用アンプとして使用するモノラル接続バイアンプが考えられます。
変則的なバイアンプ接続 ここまでは、パワーアンプ2台あるいはそれ以上を使用しての接続例でしたが、プリアウト端子のあるプリメインアンプにパワーアンプを加えることで、バイアンプ接続を構成することも可能です。例えば、HFあるいはLFにプリメインアンプのパワー部を使用し、プリアウト端子につないだパワーアンプで残りの帯域を受け持たせることで成立します。パワー部が異なるアンプになるので、ステレオ接続のバイアンプとなりますが、バイワイヤリングを活かすひとつの方法となります。
2022/11/3 HOTEI(松浦正和) |
|
*本稿でご不明な点、ご質問などございましたら「こちら」までご連絡ください。 スピーカー位置の検討についてのご質問では、お部屋の写真を添付いただけると、イメージがつかめます。その際は正面、後方、左右、天井方向の写真とごく簡単で結構ですので、お部屋の縦横高さの寸法をお送りいただけましたら助かります。 |