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音楽とオーディオ

 

 雑記帳ということで、気楽に行くつもりでこのページを作りましたが、実際に書くとなるといろいろ考えることもあり、なかなか手が着きませんでした。しかし、初回と言うことですので、まずは自分自身にとっての音楽とオーディオの関わりについて紹介させていただくのが一番と思い、ようやく重い腰を上げることにしました。

 思い起こせば、物心ついたときから音楽は自然に私の回りに合ったよう思います。もちろん、FMラジオなんて物があったわけでなく、AMラジオが私と音楽の接点で合ったように思います。かかっていたのはほとんど洋楽ポップスだったでしょうか。神戸にはラジオ関西(現在のAM神戸)というラジオ局があって、電話リクエスト番組を日本で初めて放送したのが、この局だったとか...。

 小学校、中学校、高校とほとんどの時期を音楽クラブに所属して楽器演奏をしていました。もちろん、中学、高校はブラスバンドです。またそれと平行して、中学にあがったときに初めてギターを買ってもらい、それ以来ギターとのつきあいは今日まで続いています。
 このように私と音楽のつきあいは、「聴く」というより、「演奏する」事にその中心があり、その傾向は今でも有ります。 

 社会人になった頃、自分でようやくオーディオシステムと呼べる物を買いました。自分が聞き慣れた楽器の音を再現できる事、それがシステム選びの焦点でした。しかし、そのような機器はなかなか見つかりませんでした、唯一ちゃんと楽器の音を感じさせてくれたのは、Techincs7というリニアフェーズ理論を取り入れたスピーカでした。もちろん、安月給の私にこれを含めたフルシステムが買えるはずもなく、このときは見送っています。その後数年が経過し、ようやく目的のスピーカをと思ったとき、Techincs7はカタログから消えていました。その代わりに、SB-M1という同じTechincsのスピーカに出会いました。以後私はずっとこのスピーカを愛用しています。

 演奏することがメインであった私の聴き方は、主に音楽の成り立ち、つまりアレンジ、リズムといったような、技巧的な部分に興味の中心が有りました。しかし、演奏することにある程度、目が開けてくる頃になると、技巧だけではない音楽の持つ空気というか雰囲気などの表現に目がいくことになります。「そこで何が起こったか?」という言葉は、ジャズなどの演奏を聴く上での興味ととらえられがちですが、どんな音楽にも当てはまることだと思います。

 確かに、緻密なアレンジやクラシックのように譜面の存在する音楽では、何が起こるかはあらかじめ決められているかのように考えることも出来るでしょう。確かにアレンジなどの作業ではシステマチックに計算するという手法を使うことも多くあります。しかし、実際の演奏は人間の技によってなしえるものですし、時間、空間を越えればそれは違った演奏になることは多くあります。

 音楽にに対する演奏者の解釈、気持ちはその時々によって微妙に、大胆に変化していくものですから、私の場合そういった違いをオーディオシステムから聞き取りたいと願っています。生と再生音楽の間には確かに大きな隔たりがありますが、逆に再生音楽でないと味わえない表現、また録音技術を駆使することによって初めて表現できる音楽もあります。これらをどのように理解し、自分にとっての再生音楽を描くのは使い手の度量によるもtのが大きいと言えます。

 私の度量がどの程度の物かは自分で測ることのできない物と思いますが、「そこで何が起こったか?」を知る上での、自分自身の容量は現在満たしている状態です。もちろん将来にわたってこれを保証する物は何もありませんし、自身のスキルが上がれば、もっともっと、と深化を求めることになるかもしれません。
 そういった時期が来たときのために、次の段階へのステップは模索し続けることになるでしょう。私と音楽、そしてオーディオシステムの間における微妙なバランスがここにあります。

*****  HOTEI  *****
Oct.8.2000

 

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