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- Takin' It To The Streets
- People Get Ready
- Grandma's Hands
- Love's In Need Of Love Today
- Beautiful World
- Don't Give Up
- Wade In The Water
- Someday We'll All Be Free
(featuring LalahHathaway)
- Everlasting
- Fragile
- Peace In The Valley
- Street Jam
- Lovely Day
レーベル:Warner Bros. / Wea
2002年(U.S.A.)
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最近になってわが国でもアカペラグループに注目が集まり、こういったカテゴリーが認められるようになったのはうれしい限りですが、そのずっと以前からこのTake6は日本でも一線級の人気を得ていました。本アルバムは、ドナルド・フェイゲンやドゥービー・ブラザースなど大人気アーティストがヒットさせたナンバーのカバーアルバム。もちろん、単なるカバー作品ではなく気合いの入った内容で、プロデューサーにマーカス・ミラーを迎え、今までにない斬新なアレンジでおなじみの曲を聴かせてくれます。
男声6人という編成は、かなり複雑なアレンジを可能にするわけですが、それをうまく整理しシンプルにかつ大胆にアレンジした様子がよく分かります。また、ソロヴォーカルのうまさは、メンバーそれぞれに個性を発揮し、グループサウンドとしてさらに個人プレーとしてのおもしろさを随所に感じさせてくれる点は、本作で一段と磨きがかけられたような気がします。ドナルドフェイゲンの「I.G.Y.」を見事にTake6流にアレンジしたアルバムタイトル曲「Beautiful World」が私のお気に入り。
Audio One Point
なんと言ってもヴォーカル収録とマスタリングのうまさは絶妙。時間とお金をたっぷりかけたんだろうなというスキのない見事なサウンドに仕上がっています。どこに注目をするかといったような聴き方ではなく、音楽そのものをいかにリラックスして楽しめるかに注力することで、このアルバムの良さが伝わってきそうです。
**** HOTEI *****
Feb.10.2003
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