Captain Fingers

Lee Ritenour

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  1. Captain Fingers
  2. Dolphin Dreams
  3. Fly by Night
  4. Margarita
  5. Isn't She Lovely
  6. Space Glide
  7. Sun Song

レーベル:Columbia
1977年 (U.S.A.)

 70年代後半私がもっとも聴いたアルバムの1枚で、デビューアルバム First Course に続くリトナーのソロアルバム第2弾。今聴いても古さを感じさせないサウンドはさすがの一言! メンバーもハーヴィー・メーソンやデイヴ・グルーシン、アーニー・ワッツとビッグネームがそろい踏みで、その若々しいプレイも非常に新鮮に聴こえます。

 楽曲はスムースジャズの元祖といえるサウンドで、入念に練り上げられたアレンジが絶妙な効果を上げている見本のような演奏が聴けます。確かに今聴くとその若さがある部分で軽さにつながる部分が感じらなくもないのですが、そのあたりを現在のリトナーやフォープレイの演奏と聴き比べ、フュージョンミュージックの歴史をたどる手がかりとするのもまた一興かもしれません。

 Audio One Point
 ちょうどこのアルバム発表時にジェントルソウツ名義でアナログ盤によるダイレクトカッティング録音が話題になりましたが、このアルバムは通常のスタジオ録音盤です。発表は1977年ですから発売当初はアナログ盤でした。もちろんここで紹介しているものは後にCD化されたものですが、77年当時としてはかなりの高音質録音であるとともに、その時代のスタジオのにおいがうまく表現され懐かしくも楽しい気分が味わえるサウンドに仕上がっています。

*****  HOTEI  *****
Mar.5.2003
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