Fried Pride

Street Walking Woman Close To You It Don't Mean A Thing Everything Happens To Me Norwegian Wood If I Were A Bell My Funny Valentine Almaz Moon River Superstition What's Going On Burnin' Up The Carnival レーベル：Concord/Victor Entertainment 2002年作品(Japan)

　アマゾン・コムで同じようなコメントがありましたが（しかも英文で(^^;)）、私も車を運転中にFMラジオで初めてこのユニットの曲を聴き、その1時間後にはこのアルバムをゲットしていました。

　フライド・プライドの2枚目のアルバムで、shyihoのヴォーカルと横田明紀男のギターのというシンプルな組合せは、タック＆パティを思い起こさせますが、力強さ、若々しさという点ではこのユニットに軍配が上がります。また、パーカションをゲストに迎え、よりダイナミックなアレンジを試みている点でも、よりパワフルな印象を感じます。

　楽曲はそれぞれよく知られた曲ばかりですが、そのどれもがフライド・プライドサウンドに仕上がっている点は、shihoの個性をうまく引き出し、それを彼女が自由に唄った結果でしょう。彼女のヴォーカルは確かにまだダイヤの原石のように完全に開花しきっていないのかもしれません。現在KISS-FMで週一回彼らの番組を聴くことができますが、その番組ライヴでの歌唱は、ある部分でこのアルバム録音当時を超えている部分を感じるときがあります。大いに期待し、応援したいユニットです。

Audio One Point
　まずは、ヴォーカルの表現力がどこまで出るかが大事な部分でしょう。時に強く、時にゆるやかに、全体的にやや緊張感の残る表情が印象的ですが、アルバム最後の「Burnin' Up The Carnival」は、かなり自由に、そしてはじけた表情が楽しめます。楽曲ごとに持ち替えるギターの音色の違い、張りのあるパーカッションがどこまでうまく響くか。若干ベタな音場感が惜しいところです。

*****  HOTEI  *****
Jan.23.2003

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